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米学生 千羽鶴に祈り 原爆の子の像で6人

■記者 山本堅太郎

 米アイオワ州にあるブエナビスタ大の学生6人が14日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、同大の学生が折った千羽鶴を原爆の子の像にささげた。

 同大の日本語講師富樫由利子さん(48)が昨年11月、平和学習の一環で、被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの話を紹介。「広島に千羽鶴を持っていこう」と学生に呼び掛け、1カ月かけて完成させた。

 原爆ドームと原爆資料館も見学。同大4年コーベット・バトラーさん(21)は「原爆が悲惨な結果を招いたことがよく分かった。米国人としてこの事実を忘れてはいけないと感じた」と話していた。

(2011年1月15日朝刊掲載)

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