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知事「島根原発視察は説明尽くして」 規制委に注文

 島根県の溝口善兵衛知事は25日の記者会見で、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)で建設中の3号機を視察した原子力規制委員会に、事故に備える原発30キロ圏の鳥取県の平井伸治知事が抗議した問題で、「誤解が生じないよう説明を尽くすことが必要だ」と規制委に注文した。

 規制委は再稼働の前提となる審査を進めている2号機の現地調査に合わせ、18日に3号機を視察。平井知事は稼働の手続きが始まる前の視察は「審査の先回りで周辺自治体の軽視」などと反発し、規制委に抗議文を提出していた。

 溝口知事は、規制委が視察目的を「職員の教育・研修」とした点には「知識を吸収し、現場を見るのは良いこと」と理解を示した。

(2014年12月26日朝刊掲載)

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