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故御庄博実さんに思いを 来月と4月 広島で偲ぶ会

 被爆医師として国内外の核被害者の支援に心を砕き、反核反戦の思いを言葉にし続けて1月に89歳で亡くなった詩人御庄博実(本名丸屋博)さんを偲(しの)ぶ会が3月14日と4月19日、広島市内で相次いで催される。

 3月14日は「広島花幻忌の会」が開く。広島市中区のカトリック幟町教会で午後1時半から。原民喜の命日の前後に毎年開いている碑前祭の場所を移し、俳優高尾六平さんが講演。御庄さんや民喜との出会いについて話す。地元の子どもたちによる合唱や詩の朗読もある。会員以外も参加できる。事務局Tel0827(97)0826。

 4月19日は午後2時から、中区の広島国際会議場コスモスで、ゆかりの人たちが思い出を語り合う。御庄さんが院長を務めた広島共立病院(広島市安佐南区)を運営する広島医療生協が事務局となり、歌人相原由美さんや浅井基文・前広島市立大広島平和研究所所長をはじめ、平和活動や文学関係の仲間、被爆者団体など幅広い分野の16人が呼び掛けている。3月31日までに申し込む。同病院Tel082(879)2271。(森田裕美)

(2015年2月26日朝刊掲載)

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