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原爆死没者を慰霊 広島訪問の常陸宮妃華子さま

 常陸宮妃華子さまが19日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花を手向けられた。

 華子さまは、松井一実市長の先導で原爆資料館本館の前から中央参道を進み、慰霊碑に白いトルコキキョウの花束をささげられた。深々と頭を下げ、原爆死没者を悼んだ。

 その後、松井市長から慰霊碑の説明を受けて、何度もうなずかれた。中央参道を引き返す際は、居合わせた中学生や外国人たちと笑顔で言葉を交わしていた。

 華子さまは、名誉総裁を務める日本いけばな芸術協会(東京)主催の作品展の開会式典(20日)に出席するため、広島市を訪問された。(菊本孟)

(2015年5月20日朝刊掲載)

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