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被爆樹の歌合唱 平和な街へ決意 基町小で祈念式典 広島市中区

 広島市中区の基町小は28日、被爆70年に合わせて平和祈念式典を開いた。地域や校内の被爆樹木をモチーフに、たくましく生きようと願う新作の歌「つなごう こころ」を全校児童で合唱した。

 歌は、校内で被爆エノキの子孫を育てている体験を基に6年生17人が作詞し、音楽教諭が作曲。式典で全校児童130人が、希望あふれる町を思い描きながら、伸びやかな声で歌った。5年貫目詩音君(10)は「原爆が二度と落とされないよう、自分のできることを考えたい」と話した。

 同校は中国など海外にゆかりのある児童も多く、多文化理解の教育に力を入れている。式典では、児童代表が「多くの国とのつながりを大切にしていきたい」と誓った。(八百村耕平)

(2015年6月29日朝刊掲載)

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