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　集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案に反対し、市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」のメンバーが５日、広島県呉市昭和町の海上自衛隊呉基地近くで海上デモをした。

　９人が参加し、うち７人が３台のボートに分乗。「自衛隊の参戦を許さない」と横断幕を掲げ、潜水艦や護衛艦に近い海上を約１時間巡った。隊員や市民に向け「自衛隊の任務とかけ離れたものになる」「法案が日本を守るのかよく考え、日常でできることをしてほしい」などと拡声器で呼び掛けた。

　西岡由紀夫呉世話人（６０）は「法案は平和国家日本を否定する。反対の輪をいっそう広げていきたい」と話していた。（小島正和）

（２０１５年７月６日朝刊掲載）