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　広島県の湯崎英彦知事は２７日、福島県庁で佐藤雄平知事と会談する。福島第１原発事故を受けて福島県が実施する全県民の健康調査について、協力態勢などを意見交換する。

　湯崎知事は会談で、原爆被害から立ち直った広島の歴史を踏まえて「福島も必ず復興する。広島は全力で支援する」との意向を表明する見通し。その後は健康調査を担う福島県立医科大（福島市）への人的支援策などが議題となるとみられる。

　湯崎知事は会談に先立ち、東日本大震災後、広島県の医療スタッフが７月まで活動していた郡山市の避難所を訪問。津波の被害を受けた相馬市の視察も予定している。２８日には、県がカキ養殖業の再開支援事業をする宮城県気仙沼市を訪れる。

　湯崎知事が東日本大震災と福島第１原発事故の発生後、福島、宮城両県を訪れるのは初めて。

（２０１１年８月２５日朝刊掲載）