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8・6の広島 米軍機が飛行 市民団体が抗議

 廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」は10日、米国が広島に原爆を落として70年となった6日に米軍機が県内を飛行したとして、日米両政府に飛行中止を求める要請書を提出した。

 同会によると、6日夕、同市沿岸の大野地域や広島県安芸太田町など県西部から北部にかけて騒音を確認した。市総務課によると、同日午後4時25分ごろに同市佐伯、吉和両地域の騒音測定器で75デシベルの航空機騒音を記録。同会は米海兵隊岩国基地(岩国市)のFA18ホーネット戦闘攻撃機が西中国山地の訓練空域に向かったとみている。

 また、土曜の8日にも広島市中心部や廿日市市などで米軍機とみられる爆音の情報があったという。

 要請書は「平和への祈りに包まれていた被爆70年の日の飛行は許せない」と抗議。週末や人口密集地の上空の飛行中止を求めている。

(2015年8月11日朝刊掲載)

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