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　岩国市の福田良彦市長（４５）は３１日、任期満了に伴う来年１月１７日告示、２４日投開票の市長選に、３選を目指して立候補する意向を表明した。同市長選の立候補表明は福田氏が初めて。

　福田氏は３１日の市議会本会議での質疑の答弁で、「本市のまちづくりはこれからが正念場。現在の任期は残り５カ月だが、その先を見据えて頑張っていきたい」と決意を述べた。

　在日米軍再編で米海兵隊岩国基地（岩国市）には２０１７年ごろ、米海軍厚木基地（神奈川県）から空母艦載機の移転が予定されている。福田氏は本会議の休憩中、移転の受け入れ判断について「安心安全対策や地域振興策の実現に向けた国との協議の先にある」とのスタンスをあらためて示し、「今後もぶれずに対応したい」と語った。

　福田氏は現在２期目。岩国市議、山口県議を経て０５年の衆院選山口２区に初当選。艦載機移転に反対する前市長、井原勝介氏の辞職に伴う０８年２月の出直し市長選に衆院議員を辞職して立候補し、井原氏を破って初当選した。（野田華奈子）

（２０１５年９月１日朝刊掲載）