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ヒロシマの訴え 考えよう 広島で1日から公開講座

 「『ヒロシマ』の訴える平和~被爆70年をふりかえって」と題した公開講座が10月1~22日の毎週木曜日午後7時40分から計4回、広島市中区の広島大東千田キャンパス207号講義室で開かれる。同大大学院総合科学研究科が、平和や環境、リスクなどグローバル社会の諸問題を地域住民と一緒に考える「リスクの総合科学」プロジェクトの先駆けとして主催する。

 講師は同科の布川弘教授(日本近現代史)=写真。「記憶の風化が進み、核兵器のない未来への望みも薄らぎつつあるように見える中、世界平和に貢献できるヒロシマの哲学をつくり上げる一つの手掛かりを提示できれば」と話している。

 各回のテーマは、1日が「原爆投下は戦争の終結を早めたのか」、8日は「戦時体制と原爆投下」、15日は「広島平和記念都市建設法の意義」、最終回の22日は「被爆体験を継承するとは」。各回1時間半で、定員は80人程度。無料。申し込み不要。同科支援室Tel082(424)6306。

(2015年9月28日朝刊掲載)

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