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「立憲主義」で議連 山口県議会 4会派8人が結成

 山口県議会の民主・連合の会(4人)、共産党(2人)など4会派の8人が「『立憲主義』を考える議員連盟」を結成した。多くの憲法学者たちが「違憲」と指摘した安全保障関連法の成立などを受け、憲法が権力を縛るという立憲主義の意義を学び、発信する狙い。

 会長に就いた民主・連合の会の西嶋裕作会長(山口市)は9日、県庁で記者会見し「安保法の国会審議で、法秩序が犯されつつあると感じた。立憲主義の重要性や成り立ちなどをあらためて学び、深く理解して行動したいと考えた」と述べた。

 結成は1日付。両会派のほか社民党・市民連合(2人)と草の根(1人)の県議で構成する。勉強会や講演会を開くほか、他会派の県議にも加入を呼び掛けるとした。民主・連合の会の秋野哲範氏(光市)は「活動の必要性を感じない」と参加を見合わせた。(村田拓也)

(2015年10月10日朝刊掲載)

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