×

ニュース

辺野古への土砂搬出反対 周南・黒髪島と防府・向島の砕石 市民団体が結成集会

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に向けた沖縄県名護市辺野古沿岸部の埋め立て工事に、周南市黒髪島と防府市向島で採取された砕石が使われる可能性があるとして、搬出に反対する山口県の市民団体「『辺野古に土砂を送らせない!』山口のこえ」の結成集会が17日、周南市銀座の市仮庁舎であった。

 約100人が参加した。大谷正穂代表(61)=下関市=は「辺野古埋め立ての石が山口県から搬出される可能性があることを多くの人が知らない。世論に訴えて搬出を防ぎ、新基地建設を阻止したい」とあいさつした。

 全国の16団体でつくる辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会が、辺野古埋め立てに使う土砂や砕石の調達を国が計画している瀬戸内海や九州の島などの現状を報告。埋め立て予定地近くで座り込みを続ける沖縄平和運動センターの山城博治議長(63)=沖縄市=は「全国で頑張ってくれている皆さんとつながることは大きな勇気となる。幅広く強い連携を」と呼び掛けた。(滝尾明日香)

(2016年1月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ