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英語で観光案内 1冊に 通訳者グループ販売へ

Welcome(ようこそ) to 広島!

 広島を観光案内する際の英語表現をまとめた本「英会話しながら広島ガイド」を、広島市のボランティア団体「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」(HIP)が作った。外国人観光客たちに平和の願いや街の魅力を英語で伝える市民の輪を広げようと企画。市内の主要書店などで順次、販売する。

 原爆ドーム(中区)、厳島神社(廿日市市)、広島東洋カープなど21項目について、旅行者とガイドとの会話形式で紹介。お好み焼きの例文では「これは何ですか」「ヘラです。このヘラでお好み焼きを切って、鉄板から直接食べるんです」‥。見開き右側に英語、左側に日本語を載せている。

 HIPは2005年に平和記念公園(中区)の英語ガイド本を出版。見どころをより幅広く扱おうと11年から編集を進めてきた。小倉桂子代表(78)=中区=は「本を活用し、海外からの訪問者を英語でもてなす市民が増えてほしい」と願う。

 A5判、76ページ。2千冊を印刷。ネーティブが発音したCD付き。864円。30日までに市内の主要書店に並ぶ予定。販売担当の渡田さんTel090(6835)8391。(水川恭輔)

(2016年1月27日朝刊掲載)

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