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広島で音楽サミット 4月7・8日 外相会合盛り上げ

 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立って広島市である外相会合を盛り上げようと、市や地元の音楽グループなど14団体でつくる実行委員会が「広島平和音楽サミット」を4月7、8両日に中区で開く。8カ国の音楽家たちが参加し、平和と友好を願う調べを響かせる。4日、実行委の谷千鶴子副委員長たちが市役所で記者会見した。

 初日の演奏会はJMSアステールプラザ(中区)で、午後6時半開演。イタリア・ミラノのスカラ座のピアニスト、ジェームズ・ボーン氏の伴奏でロシアや韓国などの声楽家が歌曲を披露する。広島の児童の合唱や、米国の俳優による原爆詩の朗読もある。

 2日目は合人社ウェンディひと・まちプラザ(同)で、午前10時からシンポジウムを開催。広島の被爆者たち4人が、復興に音楽が果たした役割を語る。ボーン氏やドイツの歌劇場の総支配人らが、国際的な音楽コンクールの被爆地での開催可能性などを話し合う。

 参加者の平和の願いを日本語と英語で記したプログラムを作り、外相に贈る計画もあるという。演奏会は定員約500人で、前売りは一般3千円、学生2千円。市内の主なプレイガイドで販売している。シンポジウムは先着50人で無料。実行委Tel090(2293)9711。(水川恭輔)

(2016年2月5日朝刊掲載)

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