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島根原発を立ち入り調査 虚偽記録問題で島根県・松江市

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題で、県と同市は12日、安全協定に基づく4回目の立ち入り調査を実施した。

 原発30キロ圏の鳥取県と出雲、安来、雲南、米子、境港の5市の担当者も同行。計17人が島根原発敷地内の管理事務所で、中電から再発防止策の進展状況について説明を受けた。

 中電は機器の点検を一元的に管理するシステムの改修が進んでいることなどを説明。問題の原因究明や再発防止策の検討に向けて助言している専門家の社員向け講演の様子も録画で見せた。

 島根県原子力安全対策課の奈良省吾課長は「まだ対策を実施中の項目もあり、引き続き立ち入り調査などで確認していく」とした。(秋吉正哉)

(2016年2月13日朝刊掲載)

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