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　在沖縄米海兵隊約１５００人の岩国移転が米側から政府に打診された問題で、岩国市の政治団体「住民投票を力に豊かな岩国をめざす会」は１０日、福田良彦市長に移転への明確な反対を表明するよう申し入れた。福田市長は、仮に海兵隊移転が事実なら、米軍再編計画全体の白紙撤回を求めることもありうるとの認識を示した。

　松田一志代表ら６人が市役所で福田市長と面会。移転反対表明や国に再編計画の白紙撤回を求めることなど４項目を記した要請文を手渡した。

　移転について福田市長は「知事と上京し、国に断固受け入れることはできないという市のメッセージを伝えたい」とし「仮に事実なら、（再編計画）全体の白紙という意思表示をしたい」とした。

（２０１２年２月１１日朝刊掲載）