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「艦載機 総合的に判断」 市長、従来の基本姿勢強調 岩国市議会開会

 山口県岩国市の福田良彦市長は25日に開会した市議会定例会の本会議で3期目の施政方針を述べた。2017年ごろまでに予定される米海兵隊岩国基地への米空母艦載機移転の受け入れについて、「安心安全対策と地域振興策の達成状況などを踏まえ総合的に判断する」と従来の基本姿勢をあらためて強調した。

 その上で、国に実現を要望している43項目の安心安全対策などに関し、「多くの市民が納得できる結果を出せるよう協議を継続する」と述べた。

 市総合計画に掲げた「基地との共存」にも触れ、国際交流などの取り組みに意欲を示す一方、「航空機騒音など基地に起因する問題に対しては、市民の不安を払拭(ふっしょく)するため最大限努力をする」とした。 (野田華奈子)

(2016年2月26日朝刊掲載)

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