×

ニュース

原爆資料館を印大使が見学

 核兵器保有国インドのアロック・プラサード駐日大使が23日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆資料館を見学し、被爆の実態に触れた。

 2011年2月の赴任後、初の広島訪問となるプラサード大使は前田耕一郎館長の案内で約1時間、館内を見学した。時折顔をゆがめ、焼け焦げた服などの遺品に見入った。

 居合わせた解説ボランティアで被爆者の川本省三さん(77)=西区=に「インドでも8月6日に皆で黙とうをささげている」と話しかけていた。

 プラサード大使は、自国の核兵器保有に関し「インドは完全廃絶を目指している。日本とともに行動していきたい」と語った。この日は湯崎英彦知事とも面会した。

(2012年2月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ