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安保法施行 広島で抗議 原爆ドーム前 市民集会

 集団的自衛権の行使を解禁する安全保障関連法が施行された29日、抗議する市民集会が広島市中区の原爆ドーム前であった。市民団体「県9条の会ネットワーク」などの呼び掛けに約200人が参加した。

 市民団体「第九条の会ヒロシマ」の藤井純子世話人代表は「法に反対する声を途切れずに上げていく」と強調。「戦争をさせないヒロシマ1000人委員会」共同代表の秋葉忠利前広島市長は「戦争になって後悔しないよう、もう一歩前に動こう」と呼び掛けた。

 集会後、参加者は同法の廃止などを求める署名活動をした。連携する全国各地の団体と2千万人を目標に集め、衆参両院議長と安倍晋三首相に送る。

 三次市の商業施設前でも同市と庄原市の退職教職員たちでつくる、「戦争法制」反対広島県北行動実行委員会の6人が街頭行動をした。浄土真宗の僧侶や門徒でつくる「念仏者九条の会」(事務局・三次市)は、同法の廃止を求める抗議文を安倍首相宛てに郵送した。(根石大輔、城戸良彰)

(2016年3月30日朝刊掲載)

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