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「国から新情報ない」 米高官のF35岩国配備発言 知事

 村岡嗣政知事は7日の記者会見で、米海兵隊岩国基地(岩国市)への最新鋭ステルス戦闘機F35の配備が2017年1月になるとの米海軍省高官の発言について「国からの新しい情報提供はない。現時点で具体的な決定には至っていないと理解している」と述べた。

 村岡知事は「国からは『米政府から配備先の正式な通告を受けておらず、引き続き米側と協議する』と説明を受けている」と説明。新たな情報があれば速やかに提供するよう、国に求めたとした。

 配備が決まった場合の対応は「国から情報があればしっかりと精査する。県民の平穏で安全な暮らしを確保するのを一番の基本にしたい」とした。

 岩国基地に配備されるF35は垂直離着陸できる海兵隊仕様で、艦上での運用が想定される。在日米海兵隊報道部(沖縄県北中城村)は配備数を16機としており、AV8ハリアー垂直離着陸機などと順次交換が進むとみられる。(村田拓也)

(2016年4月8日朝刊掲載)

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