×

ニュース

中電に原発撤退提案 中電株主の会

 原発に反対する中国電力の株主約30人でつくる「脱原発へ!中電株主行動の会」は1日、原発からの撤退などを求める6議案を28日の株主総会で提案すると発表した。

 原発撤退の議案では、島根原発(松江市)を廃止にし、上関原発(山口県上関町)を建設しないという内容に定款を変更するよう要請する。同会は「事故を起こせば、膨大な費用と処理作業のめどが立たない」と訴える。

 島根原発の事故時に避難者を受け入れる自治体との安全協定の締結や、4月に就任した清水希茂社長の解任なども求める。

 発行済み株式約3億7千万株のうち、7万2300株を持つ株主96人から賛同を得ているという。中電は株主の招集通知でいずれにも反対意見を付ける。

(2016年6月2日朝刊掲載)

年別アーカイブ