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　沖縄県うるま市の女性が遺体で見つかり、元米海兵隊員の軍属の男が殺人などの容疑で逮捕された事件を受け、米海兵隊岩国基地（岩国市）への空母艦載機移転に反対する市民団体が１１日、岩国市麻里布町の市福祉会館で「米兵・米軍属の犯罪に対する緊急抗議集会」を開いた。

　「米兵の犯罪を許さない岩国市民の会」（大川清代表）など岩国市の６団体が呼び掛け、市内外から約１００人が参加。各団体の代表たちはリレートークで、艦載機移転により岩国基地に米兵や軍属が増えるとして「事件、事故におびえて暮らすようになる」「家族が犠牲になってからでは遅い」などと基地縮小を訴えた。

　集会の最後に、日米地位協定の抜本的改正と艦載機移転計画の撤回を求める決議を拍手で採択。決議文を、岩国基地や安倍晋三首相などに宛てて送る。（野田華奈子）

（２０１６年６月１２日朝刊掲載）