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シュモー氏の活動知って 戦後「広島の家」建設に尽力 中区で展示会

 原爆で住居を失った市民のための「広島の家」建設に尽力した米国の平和運動家フロイド・シュモー氏(1895~2001年)を紹介する展示会が25~28日、広島市中区の旧日本銀行広島支店である。住宅建設の様子を記録したカラー写真が初公開される。

 1949年に来日したシュモー氏は、53年までに日米のボランティアと住宅、集会所計21戸を建て、うち16戸を市に寄贈した。中区江波二本松の集会所が唯一現存し、原爆資料館(中区)の付属施設になっている。

 展示は市民団体「シュモーに学ぶ会」が主催。江波地区での建築作業(50年)や、完成した家々(52年)などカラーを含む写真約50点を並べる。2013年、米国の遺族から会が寄贈を受け、資料館に寄託した。資料館は「被爆5年前後の市内を撮ったカラー写真は少なく、貴重だ」という。

 会が先月末に出版した絵本「シュモーおじさん」(1200円)の原画14枚も展示。江田島市の絵本造形作家戸川幸一郎さんが色彩豊かに描いている。今田洋子代表(72)=中区=は「国の違いを超えて平和を築く大切さを感じてほしい」と話す。無料。午前10時(初日のみ正午)~午後6時。同会Tel082(233)1671。(水川恭輔)

(2016年6月25日朝刊掲載)
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