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尾道の兵士慰霊プレート 英大使、市に保存要請

 尾道市向島町の旧向島紡績の工場外壁にある英兵士23人の慰霊プレートについて、同市に保存への協力を要請する文書が東京の英国大使館から届いた。ディビッド・ウォレン大使名で23日に郵送された。

 「プレートの保護と再開発までの期間中の保管、可能な限り迅速で適切な場所に設置すること」などを求める内容。大使館代表者と跡地の開発業者、自治体関係者が出席する会合開催も求めている。

 市は解体予定の工場について、助成などの支援をしない方針を示している。ただプレートの設置場所や保存方法などについて、開発業者から聞き取り調査を進めており、情報を英国大使館に伝えるという。(渡辺裕明)

(2012年4月25日朝刊掲載)

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