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F35B詳細情報 岩国市は把握を 住民団体申し入れ

 山口、広島両県の住民たちでつくる「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は1日、2017年1月から岩国市の米海兵隊岩国基地に配備計画がある最新鋭ステルス戦闘機F35Bについて「安全性が確認されていない」などとして詳細な情報を把握するよう市に申し入れた。

 桑原清共同代表たちが市役所で、高田昭彦基地政策担当部長に文書を手渡した。国による調査チームの結成▽市独自での騒音や運用のデータ収集▽国と米軍に配備後の運用などを明らかにさせる―の3点を求めている。

 高田部長は、国に安全性や運用について照会中と説明。条件が整えば米国内で飛行状況の把握や騒音測定を実施する意向を示した。

 同団体はまた、米海軍が21年以降、岩国基地に空母艦載機として垂直離着陸輸送機CMV22オスプレイを配備する計画にも反対を表明するよう申し入れた。

(2016年9月2日朝刊掲載)

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