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F35B 騒音など懸念 岩国市議会 質疑相次ぐ

 岩国市の福田良彦市長は2日開会した市議会定例会の本会議で、同市の米海兵隊岩国基地に2017年1月以降、最新鋭ステルス戦闘機F35Bが配備される米計画について報告した。議員から騒音や運用について質疑が相次いだ。

 福田市長は国からの説明内容として、岩国基地に現在配備されているFA18ホーネット12機とAV8Bハリアー8機がF35B計16機に更新される計画を報告。「騒音の影響や機体の安全性、基地での運用について国に照会中」とした。

 質疑では、議員8人から「騒音が不安だ」「基地機能の強化に当たるのでは」などの指摘があった。福田市長は「国は機種変更と説明したが、市としては市民生活にどういった影響があるかをしっかり判断基準に据えて精査したい」と述べ、国からの回答や騒音予測図などを踏まえて総合的に対応方針を考える姿勢を重ねて示した。

 市議会は、国の担当者を招いた全員協議会を、29日までの定例会会期中に開く方向で調整している。(野田華奈子)

(2016年9月3日朝刊掲載)

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