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国は安全性確認を F35B 市民団体が申し入れへ 岩国

 山口県岩国市の米海兵隊岩国基地に最新鋭ステルス戦闘機F35Bが来年から配備される米計画を巡り、市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は8日、F35Bの安全性を詳細に確認するよう国に求める考えを明らかにした。

 久米慶典顧問たちが市役所で会見。2014年6月、米フロリダ州のエグリン空軍基地で発生した空軍仕様のF35Aの火災事故について、エンジンの破損が原因だったとする事故調査報告書を示した。久米顧問は「(海兵隊仕様の)F35Bについても専門的な安全性の確認が必要」として、国への申し入れや市民向け勉強会の開催を検討するとした。

 F35Bは17年1月以降、現行の部隊と交代する形で計16機が岩国基地に配備される予定。防衛省はF35Bについて「米政府が安全性、信頼性を確認している」と説明している。(野田華奈子)

(2016年9月9日朝刊掲載)

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