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監視時計リセット 広島の原爆資料館 北朝鮮5回目核実験

 北朝鮮の核実験を受けて広島市中区の原爆資料館は9日、東館1階ロビーの地球平和監視時計に表示している「最後の核実験からの日数」を「247」から「0」にリセットした。

 時計のスイッチを操作した志賀賢治館長(63)は「最もやりたくない仕事だ。核兵器を使ったらどのような惨状になるか。71年前の出来事を伝える資料館にぜひ来て、見ていただきたい」と怒りをにじませた。

 時計は2001年8月6日に設置。各国が核実験をするたびに抗議の意味で表示を「0」に戻している。リセットするのは、今年1月6日の北朝鮮の核実験以来で、今回が23回目。北朝鮮の核実験によるリセットは2回連続となった。(渡辺裕明)

(2016年9月10日朝刊掲載)

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