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騒音測定器 独自設置も 邑南町長が方針

 島根県邑南町の石橋良治町長は21日、米軍機の低空飛行について町内に騒音測定器を設置するよう県に求め、必要台数に足りなかった場合は町単独で整備する方針を明らかにした。町議会定例会の一般質問に答えた。

 石橋町長は騒音測定器の設置について「県にお願いするが(求めた数に足りない場合)残りの台数の設置を前向きに考えたい」と答弁。「できるだけ早い段階で設置しなければならない」と述べた。

 町内では、中国山地から日本海沿いにかけて広がる米軍機訓練空域「エリア567」に西部5地区が含まれる。町には2011年に低空飛行の情報が44件寄せられ、ことしは21日まで44件に上る。町は測定器が3、4カ所に必要とみている。

 県内では、浜田市が11年12月、70万円をかけて市旭支所に測定器1台を設置している。(黒田健太郎)

(2012年6月22日朝刊掲載)

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