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島根県に配備不同意要請 空中給油機で県民有志

 防衛省が航空自衛隊美保基地(境港市)への配備計画を示している空中給油機KC46Aについて、島根県民有志でつくる「沖縄と連帯する島根の会」(高野孝治代表世話人)は5日、配備に同意しないよう県に申し入れた。

 申し入れ書で、KC46Aは米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイに給油できると指摘。昨年12月に沖縄県名護市沖で起きたオスプレイの不時着事故が空中給油の訓練中だったことから、「沖縄の問題は島根の問題であり、身近な危険となりつつある」として配備に同意しないよう求めた。

 KC46A配備については、中国四国防衛局が島根、鳥取県に計画を説明。県は基地周辺の松江、安来市の意見を照会している。

 この日、団体のメンバーたち18人が県庁を訪れ、防災部の岸川慎一部長に申し入れ書を手渡した。すでに同意の方針を示している松江市へは同日、撤回を求め抗議した。(秋吉正哉)

(2017年1月6日朝刊掲載)

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