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ソマリア派遣 護衛艦が帰港 海自隊呉基地

 アフリカ東部ソマリア沖アデン湾での海賊対処活動を終えた海上自衛隊の護衛艦いなづま(4550トン)が12日、母港とする呉市昭和町の呉基地に帰った。隊員や家族たち約400人が出迎えた。

 いなづまは午前10時に浮桟橋に着岸した。第4護衛隊司令の南厚1等海佐(47)が帰国を報告。小林鷹之防衛政務官が「海賊事案の発生件数は低い水準で推移している。活動は国際社会から高く評価されている」と話した。

 海自隊呉地方総監部によると、いなづまは約200人が乗り組み、7月10日に呉基地を出港した。佐世保基地(長崎県佐世保市)を母港とする護衛艦すずつき(5050トン)と合流。8月上旬から30回にわたり、民間船舶など計43隻を護衛したり、多国籍部隊に加わって海域を監視する「ゾーンディフェンス」に当たったりした。(浜村満大)

(2017年1月13日朝刊掲載)

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