×

ニュース

核廃絶訴えピースリレー 山口で親子連れら150人

 平和な世界を子どもたちに残そうと、核兵器廃絶を訴えるピースリレーが26日、山口市の山口県庁などであった。県内の親子連れら約150人が行進した。

 スタート地点の県庁で、二井関成知事宛ての要請書を県に提出。「原爆は一瞬で十数万人の命を奪い、その後も長い間、人々の体と心を傷つけた。核兵器は私たちの幸せを奪う」とし、県民に対する平和学習や被爆体験の継承などを求めている。その後、中心商店街まで約1・5キロを行進し、「戦争をやめさせよう」「ノーモアヒロシマ」などと大きな声で訴えた。

 コープやまぐち(山口市)など5団体でつくる実行委員会の主催。23日に萩市で始め、31日に岩国市、8月1日に下関市で行う。参加した山口市の大内南小4年片山伊織君(10)は「核兵器を使うと多くの人が死んでしまう。世界が平和になってほしい」と願っていた。(山本祐司)

(2012年7月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ