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核廃絶 支援を約束 前国連上級代表が広島訪問

 セルジオ・ドゥアルテ前国連軍縮担当上級代表(77)が27日、広島市役所に松井一実市長を表敬訪問した。ドゥアルテ氏は、核兵器廃絶に向けた市の取り組みへの支援を約束した。

 松井市長は「核軍縮に向けた具体的なプロセスが課題だ。市や平和市長会議の活動に力を貸してほしい」と要請。ドゥアルテ氏は「できる限り協力する。これからは一人の市民として平和構築に向けて意見を発信していく」と応じた。

 ドゥアルテ氏はブラジル出身。2007年から務めた上級代表を2月に退任した。

 広島国際会議場(中区)で28日にある国際シンポジウム「北東アジアの非核化へ向けて」(広島市立大、長崎大核兵器廃絶研究センター、中国新聞社の主催)で基調講演するほか、パネリストとして参加する。(長久豪佑)

(2012年7月28日朝刊掲載)

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