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岩国基地不使用 連絡協など要請 艦載機離着陸訓練

 岩国市の米海兵隊岩国基地が空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の予備施設に指定されたのを受け、山口県と岩国市などの2市2町でつくる県基地関係県市町連絡協議会は25日、同基地で訓練しないよう求める要請書を岩国基地などに提出した。

 在日米海軍司令部は硫黄島(東京)での訓練が天候不良などでできない場合、5月10~13日に岩国基地で行う可能性があるとする。

 岩国市の高田昭彦基地政策担当部長たちが同基地を訪れ、要請書を提出。基地側は「地元の懸念は理解している。万が一、代替施設として使用されることがあれば、速やかな情報提供にできる限り努める」と回答したという。連絡協は、岸田文雄外相やジェイソン・ハイランド駐日米臨時代理大使たち宛てにも同じ趣旨の文書を郵送した。

 また、広島県と広島市、廿日市市もこの日、訓練で岩国基地を使わないようにとの要請文を外務、防衛両省、岩国基地などに送った。今後、同基地を代替施設に指定しないことも重ねて求めている。

(2017年4月26日朝刊掲載)

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