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ミサイル想定 避難訓練 山口県阿武で来月 住民参加 情報伝達を確認

 北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、国や山口県が6月4日に同県阿武町でミサイル発射を想定した住民参加の避難訓練を実施することが18日、分かった。中国地方5県では初めて。県は各市町にも参加を呼び掛けており、情報伝達の手順などを確認する。

 関係者によると、ミサイルが日本海に面した同町上空を通過したとの想定。住民たち約250人が参加し、町内の公共施設に避難するという。市町の危機管理担当者向けには、全国瞬時警報システム(Jアラート)を活用した情報伝達の訓練をし、配信時の対応を確認する。大半の市町が参加を予定している。

 国は3月17日、秋田県でミサイル落下に備えた初の避難訓練をした。4月21日には落下の可能性がある場合に取るべき対処方法も公表。具体的な場面を想定した住民参加の避難訓練を都道府県に求めた。

 山口県は同24日に県内全19市町の危機管理担当者たち約50人を県庁に集め、住民の避難訓練を早急に行う方針を伝達。今月1日には、県職員の初動対応訓練も県庁で初めて実施した。

 北朝鮮は昨年からことしにかけて核実験2回のほか、弾道ミサイルを30発以上発射している。今月14日にも日本海へ向け、弾道ミサイル1発を発射した。(佐藤正明、折口慎一郎)

(2017年5月19日朝刊掲載)
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