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恒久平和へ思い新たに 戦没者追悼式に500人 東広島

 東広島市戦没者追悼式が21日、同市黒瀬町の市黒瀬生涯学習センターであった。遺族たち約500人が平和への思いを新たにした。

 黙とうに続き、市遺族連合会の曽根清二会長(77)が「悲しい歴史を繰り返さぬよう、戦争を知らない世代に語り継ぎ、恒久平和を推進する」と誓いの言葉を述べた。参列者は1人ずつ、献花台に菊の花を手向け、犠牲者の冥福を祈った。

 若い世代を代表し、いずれも郷田小6年の坂本優花さん(11)と西谷聖悟さん(12)が「全ての命を大切にし、相手を思いやる心が平和につながる」などと記した作文を朗読した。広島大吹奏楽団の演奏に合わせ、参列者全員で童謡「ふるさと」を合唱した。(安道啓子)

(2012年8月22日朝刊掲載)

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