×

ニュース

島根原発3号機容認を批判 松江の市民団体

 国が中国電力島根原発(松江市)3号機の建設継続を容認したことについて地元の市民グループは15日、原発をゼロにする政府方針と矛盾すると批判した。

 松江市で反原発活動をしている「子どもの人権オンブズパーソン」の木村衣月子代表は「3号機が稼働すると、2030年代に原発をゼロにする政府の目標と矛盾する。政府目標は、選挙を乗り切るための詭弁(きべん)にすぎない」などと指摘した。

 一方、中国電力は3号機を「ほぼ完成しており新増設に含まれない」と位置付ける。「運転開始に当たり安全性の確保と地元の理解が不可欠で、引き続き適切に対応する」としている。(土井誠一、松島岳人)

(2012年9月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ