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広島県内自治体の首長が抗議文 オバマ大統領宛て

 米国の新たなタイプの核実験に対し、広島県内の自治体の首長たちは20日、オバマ大統領宛てに相次いで抗議文を送った。

 福山市の羽田皓市長は「被爆者や核兵器廃絶を願う世界の人々を不安に陥れる行為」。三原市の五藤康之市長も「人々の願いを無視した暴挙」と批判した。大竹市の入山欣郎市長は「他国の核兵器開発の競争を助長し核拡散を招きかねない」と危機感を示した。

 東広島市の蔵田義雄市長は「提唱する『核兵器のない世界』に逆行し、核軍縮への機運を阻害する」とオバマ大統領の政治姿勢に疑問を投げ掛けた。廿日市市の真野勝弘市長は「人類滅亡をも引き起こす非人道的兵器であることを再認識すべきだ」と指摘した。

 このほか竹原市や尾道市、三次市、庄原市、江田島市も送付。広島市と呉市、広島県は19日に既に送った。

(2012年9月21日朝刊掲載)

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