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平和の音 海外に届いた 記念公園で「国際デー」行事

 平和市長会議(会長・松井一実広島市長、5400都市)は国連の「国際平和デー」の21日、広島市中区の平和記念公園で初めて記念行事を開いた。原爆慰霊碑に花をささげ、広島の子どもたちが平和を願い演奏した。

 広島平和文化センターや二つの県被団協、県生協連合会、広島女学院高の生徒約30人が慰霊碑を訪れ、正午に黙とうした。横断幕には「2020年までの核兵器廃絶を!」。154の国や地域からなる同会議の目標をあらためて胸に刻んだ。

 夜は、原爆資料館内で、広島ジュニアマリンバアンサンブルの小中学生15人が演奏。インターネットでポーランドの子どもたちとつなぎ、五日市高3年の砂田結香さん(18)が「演奏が世界の人々の心の懸け橋となることを願います」とのメッセージを読み上げた。ポーランドの子どもも歌や踊りを披露した。(石井雄一、山本乃輔)

(2012年9月22日朝刊掲載)

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