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オスプレイ 「制度的問題」平岡氏が指摘 山口で講演

 民主党の平岡秀夫元法相(山口2区)は22日、山口市内であった連合山口の集会で講演し、米海兵隊岩国基地(岩国市)で試験飛行が始まった垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、国内の環境影響評価が在日米軍には適用されないとして「制度的な問題を含め、議論しないといけない」と述べた。

 平岡氏は「そもそも米国本国では危ないなどの理由で飛行が停止、延期となっているのに、日本ではそういう議論ができていない」と指摘。今後、米軍が国内各地で計画している低空飛行訓練への懸念を強調した。

 講演後、取材に応じた平岡氏は「日米地位協定で(米側には)尊重義務しかなく、制度的な担保がない。配備ありきで進められ、制度的な見直しをしようという動きが全くない」とした。

(2012年9月23日朝刊掲載)

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