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映画「この世界の片隅に」 菊池寛賞受賞

 日本文学振興会は12日、優れた文化活動に対して贈られる第65回菊池寛賞の受賞者を発表した。戦時下の広島、呉を舞台に描き、大ヒットしたアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の製作チームが、受賞6団体・個人の一つに入った。

 「この世界―」は、広島市出身の漫画家こうの史代さんの同名漫画が原作。昨年11月の公開後、広島などで今も上映が続き、観客動員は累計200万人を突破。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、キネマ旬報日本映画ベスト・テン第1位、広島国際映画祭ヒロシマ平和映画賞などの受賞も重ねた。

 商業ベースに乗りにくいテーマながら、製作チームはインターネット上で資金を募るなどして完成に導き、「市井の日常を緻密な時代考証と見事なアニメーション表現で活写」したと評価された。

(2017年10月13日朝刊掲載)
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