×

ニュース

野球場エリア 愛宕山に開場 岩国 米軍 共同利用

 米海兵隊岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転計画に伴い、同市愛宕山地区にできた野球場エリアが4日オープンし、米軍と市民の共同使用が始まった。同様の運動施設は、2015年開園の「池子の森自然公園」(神奈川県逗子市)に続いて国内2例目という。

 初日は、市と基地が現地で日米交流オープニングイベントを共催。野球場「キズナスタジアム」前での式典には市や山口県、国、米側から約160人が出席した。福田良彦市長は「日米友好のシンボルとして親しまれる施設に」と、基地のリチャード・ファースト司令官も「スタジアムは同盟の象徴だ」とあいさつ。日米の高校生野球大会や施設見学会もあった。

 野球場は約8千人の観客を収容可能。同じ区域内にはソフトボール場やバーベキュー施設を備えたあずまや、遊具などもある。国が7月末に完成させ、米軍に提供した。(松本恭治)

(2017年11月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ