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米軍火炎弾訓練中止求め意見書 広島県北広島町議会

 広島県北広島町上空で10月、米海兵隊岩国基地(岩国市)所属の米軍機が火炎弾「フレア」射出訓練をした問題で、北広島町議会は8日の臨時会で、訓練中止の働き掛けを国に求める意見書案を全会一致で可決した。

 意見書は、訓練のあった地域には診療所や郵便局、民家が点在し、近くに学校もあるとし「実戦訓練が行われることは地元住民に与える影響が大きく、容認することができない」と指摘。低空飛行による日本の地上部でのフレア射出訓練、町上空での低空飛行訓練などを行わないことを「米国および米軍に強く求めるよう政府に要請する」とした。

 安倍晋三首相、河野太郎外相、小野寺五典防衛相、野田聖子総務相宛てに送る。

(2017年11月9日朝刊掲載)

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