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山口県交付金拡充 防衛相に要望

 米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転計画を巡り、山口県の村岡嗣政知事や岩国市の福田良彦市長たちは9日、防衛省で小野寺五典防衛相と会い、県に支給される交付金の拡充などを求める要望書を手渡した。

 同県周防大島、和木の両町長たちも同行した。県への交付金について期間延長と増額を求め、中小企業育成支援や観光振興などのソフト事業に使い道を広げるよう要望。小野寺防衛相は「前向きに検討する」と答えた。地域住民の安全対策については「住民への影響が最小限になるよう米側に働き掛け、騒音対策にも万全を期す」と述べた。

 面会は冒頭を除き非公開。村岡知事は面会後、「地元の思いをしっかり受け止めてもらった。交付金の拡充を実現してほしい」と話した。一行は官邸や外務省も訪れ、要望書を提出した。

(2017年11月10日朝刊掲載)

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