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山口県和木で騒音回数2.3倍 国測定 移転後12~2月

 米軍岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転が本格化した2017年12月以降、和木町の騒音測定回数はことし2月までに計37回で、昨年9~11月(計16回)と比べ2・3倍に増えていたことが13日、分かった。

 計14回だった16年12月~17年2月と比べても2・6倍の増加となる。岩国基地には、昨年12月までにFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機など36機程度が移転を終えている。

 騒音測定器は現在、国が1基を設置。70デシベル以上で5秒以上継続した騒音を記録する。田中雅彦・企画総務課長は「うるささ指数も大きくなっている傾向にある」と述べ、移転が完了するとされる5月以降、国の騒音調査の結果を踏まえて対応を検討するとした。

 同町には国が新たな測定器を設置し、18年度から2基での運用となる予定だ。(藤田智)

(2018年3月14日朝刊掲載)

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