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岩国での訓練中止を求める 大竹市や共産山口県議

 米軍岩国基地(岩国市)が空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の予備施設に指定されたのを受け、大竹市は2日、同基地で訓練しないよう求める要請書を中国四国防衛局に提出した。

 米海軍は3~13日、硫黄島(東京)でFCLPを実施する予定。悪天候などに備え、岩国など国内4基地を予備施設に指定している。要請書では、岩国基地で訓練が行われれば、騒音被害や事故の危険性が増大すると強調。米側に対し、訓練を硫黄島で完了させるとともに、今後、同基地を予備施設に指定しないよう求めることを要請した。

 一方、共産党山口県議団も2日、同基地での訓練中止を求める申し入れ書を同県に提出した。同基地でFCLP前後に行われる訓練の中止▽艦載機は同基地を経由せずに空母と硫黄島間を直接行き来すること―などを求めた。

(2018年5月3日朝刊掲載)

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