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岩国F35 初のデモ飛行 基地開放デーに21万人

 岩国市の米軍岩国基地と海上自衛隊岩国基地は5日、基地を一般開放するイベント「フレンドシップデー」を開いた。米海兵隊のステルス戦闘機F35Bのデモ飛行がアジア圏で初めて披露され、昨年より約5千人多い約21万5千人(発表)が航空ショーや地上展示を楽しんだ。

 昨年1月に米国外では初めて岩国基地に配備されたF35Bは、航空ショーで短距離離陸やホバリング、垂直着陸を披露。観客の目の前を行き来し、ごう音を響かせた。海兵空陸任務部隊(MAGTF)の演目にも2機が登場。KC130空中給油機や、輸送機MV22オスプレイ、FA18ホーネット戦闘攻撃機との連携した動きをアピールした。

 会場には、米軍機と自衛隊機計34機を展示。3月に米軍厚木基地(神奈川県)からの移転が完了した空母艦載機も並び、人だかりができていた。家族や友人と訪れた廿日市市の大野東中1年西岡七海さん(12)は「いろいろな飛行機を見ることができて楽しかった」と話していた。

 米軍岩国基地のリチャード・ファースト司令官は「地域の一員となれることに感謝する。イベントは市民への感謝の気持ちを示すとともに、岩国基地の運用について透明性を示す良い機会だ」とコメントした。(馬上稔子、藤田智)

(2018年5月6日朝刊掲載)

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