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合意事項を順守 照会に米側回答 廿日市沖ヘリ飛行

 米海軍のホームページ(HP)に海軍のヘリコプター2機が廿日市市沖を飛行する写真が掲載された問題で、中国四国防衛局は8日、飛行目的などの照会に対する米側の回答を広島県と廿日市市、岩国市に伝えた。米側は「写真の場所で訓練していない」とし、高度など日米間の合意事項を順守しているとした。

 防衛局によると、回答は米軍岩国基地と在日米海軍司令部からあった。「全ての活動は飛行エリアや高度も含め、日米間で承認された合意事項を厳正に守っている」「訓練後に写真の場所を飛行した」などと説明したという。一方、訓練の詳細について防衛局は「明らかにしなかった」とし、ヘリの具体的な高度についても言及はなかったとした。

 HPの写真は1月25日に撮影され、廿日市市の市街地へ向けて飛行するヘリ2機や木材港沖に浮かぶカキいかだが写っている。2月13日に把握した同市が19日、国に対し、米側に説明を求めるよう要請していた。

(2018年5月9日朝刊掲載)

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