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「騒音低減を働き掛ける」 広島の団体に防衛局

 中国四国防衛局は11日、住民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」のメンバーと広島合同庁舎(広島市中区)で面会し、空母艦載機が移転した米軍岩国基地周辺の騒音を低減するよう米側に働き掛ける意向を示した。

 同会は、3月末に完了した移転の影響で、岩国市をはじめ、廿日市市などの周辺自治体でも騒音が悪化したと強調。防衛局の担当者は「住民への影響を最小限にとどめるよう米側に働き掛ける」とした。国設置の騒音測定器のデータを踏まえ、「騒音が広がっていないとは言わない」とも述べた。

 同会は4月下旬、岩国を拠点にした艦載機の訓練中止を要請。防衛局は要請に回答するため面会した。共産党広島県委員会にもこの日、同様の回答を伝えた。

(2018年5月12日朝刊掲載)

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