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10団体1個人に助成 ピースグラント2018 ヒロシマ平和創造基金 原爆の絵作品集などに198万円

 公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡谷義則中国新聞社社長)は26日、被爆体験の継承や平和につながる国内外の事業や取り組みを支援する「ヒロシマピースグラント2018」の助成対象に、10団体と1個人を選んだと発表した。助成総額は198万5千円。

 対象は基町高(広島市中区)の生徒たちが被爆証言を聴いて描く「原爆の絵」の作品集発行、平和をテーマにした影絵制作など。

 ヒロシマピースグラントは広島国際文化財団が1995年に創設し、2013年に同基金が引き継いだ。通算24回目となる今回は広島、山口、神奈川、東京の4都県から31件の応募があった。

 助成先は次の通り。(かっこ内は所在地、代表者=敬称略)

 【団体】湘南とアジアの若者による未来創造事業実行委員会(神奈川県藤沢市、和賀井稔)▽いけばなインターナショナル広島支部国境の無い花たち展実行委員会(広島市東区、青野直甫)▽四国五郎・ガタロ師弟展実行委員会(西区、福井英二)▽ヒロシマを語り継ぐ教師の会(安佐南区、杉山武郎)▽被爆体験を継承する会(南区、船津晶子)▽基町高(中区、板倉宏治)▽ひろしま音読の会(中区、佐藤千佳砂)▽ダンスdeピース(安佐南区、玖島雅子)▽8月6日ヒロシマ作家三人展運営事務局(中区、石河真理)▽影絵ユースワークショップ(佐伯区、山岡亮太)

 【個人】竹内良男(東京都立川市)

(2018年6月27日朝刊掲載)

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